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雑誌の価値は?

図書館で収集される雑誌について思うことをつらつらと相変わらず取りとめもなく書く予定。笑

まず、受入れ関係。
多くの図書館は書店から素のままで納品され、図書館で装備し、登録するって手順だと思うのですが、どうでしょう?
うちの場合は、そうなので、他もそうだと思っている時点で、間違いなのかもしれませんが…

ひとまず、うちの館の流れ。
1.書店から当日発売分の雑誌が届く。
2.タトルテープやバーコードなどを貼って装備。
3.記事のうち特集記事だけ目次入力し、書誌データ登録。
4.最新号って書いてあるブックカバーを前号から取替え終了。
って感じで普通だと思っていたのですが、特集記事も目次も入っていない図書館もあるんだなぁと最近気付いた。笑
で、私としては目次全部入力してあるといいかなぁと思っていたのですが、当館の雑誌受入れ量とパートさん・職員の負担を考えると、まぁ、「特集記事くらいで」って妥協することになりました。

一方、TRCで昨年から始められた雑誌MARC、目次情報がしっかり書かれていてすごいなぁとの一言。
まぁ、今年度から検索して見るのも確か有料にはなったのですが、そこは商売ですし。

民間だとfujisan.co.jpが雑誌の+α情報として、目次情報などを公開していますし、国立国会図書館でも、雑誌記事索引にて目次情報を公開していますけどね、無料で。

『朝焼けの図書館員 | ポット出版』(http://www.pot.co.jp/asayake/)の『手作りの情報サービス戦略4』(※実際には「4」ではなく丸4です。)で読むと、それらを『ゆうき図書館』で有効に使われていることがわかります。気になる図書館の1つですから、読んだ時にはもうすでにチェックしていましたが。

で、mixiコミュを使って云々という話が書かれていたので、「あ~考え方似ているなぁ」と失礼とは思いつつも思いました。(これには某氏と私の周辺しかわからない内輪話が前段にあったりしますけど。)

というのも、OpenPNEが公開された2005年くらいに、利用者限定サービスということで、OpenPNEを使ってSNSを形成し、『レファレンスや書評とかで利用者の横の繋がりを…』と自館サーバにこっそり組み込もうとして、日の目を見なかったことがあったからで。
実際の使用目的は違うかもしれませんけどね。

また話がそれた…
で、雑誌に使われるデータについて、『三省堂書店の雑誌納品データにつけてもらっている特集記事名データ(雑誌1冊につき1件)』って書かれていて、「いいなぁ」と。
「そういう契約を結べば良いんだなぁ」と勉強させてもらいつつ、「あ~でも今配送をお願いしている個人書店だとそこまではやってくれないだろうなぁ」と。

そこで、TRCではどうなのか気になったので、それとなく…いやずばり(笑)聞いてみたら、「雑誌納品と雑誌MARCは別」ということで、納品オンリーでも雑誌MARCオンリーでも購入可能のようですが、購入した雑誌にもれなく雑誌MARCも付いてくるというわけではないようです。まぁ、これから変わるかもしれませんが。

「雑誌はその発売日に!」ということがなければ、きっと装備と自館データの送付など図書と同じことをやってもらえると思うのですが、時代はどうも『図書館の雑誌はスピード配架』ってとこなのでしょうか。

もちろん、週刊のものが、1週間遅れで配架されては、元も子もないのでしょうけどね。(笑)
1日遅れくらいなら可能でしょうかね??
いやいや、図書館側でやれば良いだけの話ではあるんですけどね。確かに。

そこで、雑誌の目次をちょっと真面目に入力してみて、どうOPACでヒットするか実験…
確かに特定キーワードであれば、有効な気もしましたが、雑誌の目次で造語が多く、それはわかっていないとヒットしにくい。
ダンスファンやダンスビューは『ダンス』って言葉でジャンジャンヒットしたり、フィッシュマガジンは魚の飼い方系がヒットするというのは、悪くはないのですが、特に「雑誌で」という人でない限り、わずらわしいくらいの件数になってしまう。というか、雑誌だとそれらがすでに該当するってすぐわかるし。(どんな雑誌を収集しているか行ってみないとわからないのであれば、蔵書検索でヒットしてくれても良いのですが、Webで公開して書誌にリンクしていれば、無駄なヒットかなぁと。)

もちろん、詳細検索のように調べる場所を絞り込んだ検索なら良いですが、フリーワード検索だとちょっと辛いかも?網羅的にヒットしているのはヒットしているんですけどね。ページ数が多くなって…(Google検索ではないですが、検索結果の上位がクリックされる確率が高いようなもんで…)

個人的には、「○号にどんなことが書かれているか」ということがわかるだけで良いような気もしました。利用者的にも雑誌名中心で確認することが多いようですし。
なので、やるとしたら、『書誌データ+特集記事』が検索対象で、目次情報は、詳細で見られるのみの方が有効かなぁ?と。

それにしても、約400タイトル受入で、原則永年保存って、それが可能なのは羨ましいなぁ。

次に、最新号の予約関係。
以前も書きましたが、雑誌の最新号でも一夜貸ししている図書館もありますが、大抵はバックナンバーとして新たな最新号が発売され、図書館に並ぶまでは貸出禁止なのですが、次に考えるのは最新号の予約を受け付けているか否か。

図書と同じように考えると、発売日前でもリクエストとして予約は受け付けられるので、1年先の号というのは大げさですが、最新号の次号くらいは、図書館で購入されるだろう号であり、出版者でも出版されるだろう号なので、予約が可能なのかもしれませんが、近隣でだけかもしれませんけど、そこまでしている図書館は見ないです。

最新号が貸出可能になったら借りられるように『最新号である状態ででも』予約することができる図書館はたまに見かけますが、やはり最新号が図書館で登録され、もしくは配架されてからなんでしょうね。(登録と配架は微妙に差が出ますけど)

うちの場合は最新号が貸出可能になった時点から予約可なので、最新号の時点ではできません。
もちろん、書架に新たな最新号が配架された時点ですから、Web予約や電話予約ではそのタイミングが計れないので、来館者有利なのですけどね。

どの方式が良いのやら…

一般利用者的には、最新号の状態でも予約をしたいし、借りられる時に一番で借りたいという人も多いでしょう。
来館利用者的には、直前まで図書館で読めて、さっきまで読んでいた雑誌が貸出可能状態になったからといって「予約が入っているので」と借りられないより、「借りられるようになった時点でそのまま借りて行きたい」でしょうね。
来館者重視かなぁ、やっぱり。(と思ったので、うちはその方式ですけど。)
確かに、一夜と言わず、最新号を貸出する図書館であれば、どのタイミングでって悩まなくて良いのですけどね。

最後に、除籍・廃棄関係。
以前これも書きましたが、丸山高弘さんの『除籍雑誌を著作権法31条の2を使ってデジタル化保存』という発想が、そのまま実現するように、今回の著作権法改正に盛り込まれていれば良かったのですが、報告書では可能のような記述でありながら、法改正には盛り込まれなかった件も関係するのですが、大抵の図書館では雑誌に保存期限をつけて除籍・廃棄しているのが現状だと思います。

そして、保存期間の切れた雑誌や除籍図書などを含めて、『図書館祭り』だの『リサイクルブックフェア』だのを開催している図書館が多いような気がします。

で、これはあくまで私個人の見解なので、ご了承願いたいですが、よく図書館便りなどで『盛況にリサイクルブックフェアが行なわれました』と書かれるのは、ほんと個人的に嫌なんです。

個人的には「保存期間切れが名目ですが、図書館的にも需要は見込めないので除籍するものです」ということで、「全く持って行かれなかったです」と「やはり需要はなかったですね」となることが理想なんです。
『盛況』ってことは、確かに平行して開催される『お話会などのイベントが』であれば、喜ばしいのでしょうが、『除籍資料が』ってことは「まだ需要があったんじゃないか」と思えるからです。
もちろん、「もらえるから」という理由もあるのでしょうが、その資料に対する需要だったのじゃないかと思ってしまうのです。

「公費で買った資料を雑誌といえど読める状態で身売りするのは、もったいない。」という考えもありますし、反対に書庫の物理的容量の問題も悩ましいですがそれに平行してあります。
デジタル化保存がまだ微妙な位置にある現在は、ゆうき図書館のように、なまらでかい書庫で「原則永年保存です」って言ってみたいところなんですけどね。
可能であれば、出版者がデータを保持して、必要に応じてバックナンバーを図書館などで購入できる体制が出来ていると、一番良いのですけどね。需要のある時に購入できるような…

確かに雑誌の情報的には即時性・速報性が高いというかそういうのがメリットと思われますし、「10年前の週刊誌にどれだけの需要が見込めるか」って一般的な考えもわからないことはないですが、資料として受入した以上、保存していきたいなぁと思う今日この頃です。

話ついでに…
最近は雑誌の休刊(あくまで廃刊ではないらしいいつになったら復刊するのやら…)が多く、逆に新規の雑誌も創刊されていますが、図書館ってなかなか購入雑誌の切り替えってあまりないような気がします。(気だけ?購入中止は多い気もしますけどね。)

逐次刊行物なので、継続…少なくても1年は継続っていうのが図書館的なんだろうなぁと思うのですが、利用者側としては、「この雑誌を購入して欲しい」という希望もあります。
で、例えば県内などを確認しても、近年創刊した雑誌って案外収集されていないですし、国立国会図書館にも納付されていないとなると、提供しづらい状況で、買うべきかどうしようか悩むところです。

価格的にはリクエストとしてその希望する号を購入するっていうことも考えられますが、きっと継続して買って欲しいと毎号のようにリクエストも来るでしょう。
まぁ、これは図書でもそういうことはあるんですけどね。
図書だと、収集方針から大きくそれない限りは、購入することも多いのですが、雑誌だと「買うからには継続して…」って意識が働いてしまい、図書の場合より躊躇してしまいます。

『知る権利云々』の理想と『予算が足りない』現実の間で悩みます。納本制度が納本率99%にでもなれば、話は別なんですけどねぇ。

いやね、読みたい雑誌があって、検索したら県内でどこも収集していなかったんで。
もちろん最新号なら購入できるけど、数年前のだと、出版者にもなかったんで。
そんなにぽっと出の雑誌ではないんだけど県内および近隣県にないんだよなぁ…

そんなことがあったので、もう少し、雑誌に関しても多様な収集と保存がされるといいなぁと。

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コメント

ちょっとごぶさたです(笑)といっても数日ぶり。
すごく共感しました。って、どこに?ですが、それはこういうことです。

・・・盛況にリサイクルブックフェアが行なわれました』と書かれるのは、ほんと個人的に嫌なんです。・・・

図書館ってどうしてあんないいもの(具体的には書けない、なぜなら放出した図書館がわかっちゃうとまずいから)を惜しげもなくよく出せるなと腹立たしいことがよくあります。
「いいんですか こんなん だして」とのど元まで出かかった言葉をグッとこらえて、私がちゃんと保存してあげるからね と本に話しかける気持ちで持ち帰ります。定価が1万5千円もするような20年前の美術書などは骨董品屋も欲しがるようなものだし、雑誌も永久保存したいような特集記事(時代が古ければ古いほど歴史資料にもなる)が組まれて入れも放出されてしまうのでそれで住民に税金を還元したというのはどうしても納得できない。
「放出する前に、ちょっと待ってくれ ほんとに処分していいのか」と思うような本にたくさん巡り合っている
。住民はただで古本をもらえるから喜んでいると思われるかもしれないが、少なくとも私はもらいたくないような本もいっぱいある中に、玉石混交を地で行く
宝物のようなものに出会うことを手放しでは喜べないものす。こんなことを繰り返して「資料の保存」が図書館の機能と言われてもねぇ。
でかい図書館作って保存してください。
捨てるようなものなら最初から買わないことです。
というと怒られてしまうかな。

投稿: さつき | 2009年5月 1日 (金) 13:21

> さつきさん
いつもコメントありがとうございます。
本来ならば、ゆうき図書館みたいな大きな書庫で「雑誌は原則永年保存です」と言いたいところですが、全ての購入雑誌を永年保存するにはどこも書庫が小さいのです。

そうなると、図書館員は泣く泣く資料を手放しているはず…と思っているところに、『盛況に』ですとねぇ…それこそ、さつきさんがおっしゃるように『「資料の保存」が図書館の機能と言われてもねぇ。』です。

確かに最初から買わないというのも確かに手ですが、そうすると行政の財務担当のように「数は揃ったんだから資料費削ってもいいんじゃないか」と言われるようなものです。
ですので、も新しい資料を購入するためには、物理的容量も限界がありますから、いつか除籍・廃棄しないといけない状況になるのです。

そこで、「税金で購入したものだし、ただ単に古いからということで、あげちゃうのはどうかなぁ」と真剣に思っている方々が、空き教室の書庫利用とか、除籍本を他の必要とする図書館へ移管するなどの発想や工夫をしたり、本体は除籍してあげちゃうけど、中身の情報はデジタル化して取っておくなどの発想を持ち寄っているところです。(各自治体が設置しているだけあって、なかなか図書館としての組織的行動ができていない点が問題ではあるんですけど。)

私自身、ふらっと立ち寄った図書館で除籍本を地域住民でなくてもくれる企画をやっているとき、「あ、これ、うちの図書館に欲しい☆」もしくは「うちの館のより状態がいいぞ!」って思う時がありますからねぇ…笑
(なので、可能であれば、除籍予定のリストを図書館同士で公表しあって欲しいです。全集の欠本とか、普通じゃ手に入れられないですからねぇ。)

なので、需要が極めて0になった時点であれば、「今までお疲れ様」って放出するのもやむを得ないですけど、極力盛況じゃないリサイクルブックフェアをしたいです。

もちろん、そんな中でもさつきさんのように「私がちゃんと保存してあげるからね」って言ってくれる人にもらわれていけば、資料としても第二の人生を幸せに歩めるのでしょうね。

投稿: トーネコ | 2009年5月 1日 (金) 19:34

大事なことなので昨夜に続きやってきましたデス。(笑)

>>空き教室の書庫利用とか、除籍本を他の必要とする図書館へ移管するなどの・・デジタル化して取ってお

ですよね、それくらい考えている図書館があって当然ですよね
空き教室はどこもありますよ。
公民館にも空き部屋なかったですか。
倉庫になっちゃいますかね?
もともと公共用に購入したものなんでしょ?
だったら処分する際にも理由がありますよね。
それが何なのか住民に知らされないまま、削除されてませんか?
なぜ削除されちゃうんだろう?

推測しますと、こういう本が出されるのでしょうか。
1. 小説や評論で借り手がほとんどいないモノ
  (人気がない)
2. 編み物、ファッション、クルマなど流行りもの  (windows95の使い方、パソコンの使い方)
3. How toモノ (あなたも今までの10倍速く本が読める・・・読めっこない/楽して儲ける法)
4. 時代に合わない
 (英語で紹介する現代の日本・・・日本社会党は「平和かつ民主革命」により社会主義の実現をめざしている・・・社会党は消えた)
保管場所がないから、要らないものを泣く泣く抜いてスペースを確保するわけですよね。
なんか 納得できないです。
どこの図書館もあれもこれも買いすぎとちゃいますやろか? 少ないよりたくさんあるに越したことはないですが、図書館がたくさんあるのだから、他館にどういうものがあるかをみんなが知れば、本をもっと回せるんと違いますやろか。
図書館から放出される本を見ていると悩んでしまいます。もっと工夫があってもいいですね。
ぜひ図書館どうしが交換しあうとかして、本を有効につかってもらいたいです。
自分が本を処分するときと考えると、ほんとに読む価値がなくなったと思わない限り 本なんて処分できませんわ。図書館は趣味で買っているわけではないでしょう。資料として価値があると思うから購入されるんですよね?
個人はそれを買った時の時代やら社会の動きなども反映されているのですからいとおしい。
死ぬときは持って行けないので遺された人に任せます。

投稿: さつき | 2009年5月 1日 (金) 23:04

> さつきさん
どこまで細かく書かれているかは違いますが、大抵図書館には『除籍基準』という基準が明文化されています。
それに基づいて除籍をしているはずです。

例示された1~4は確かにそのような感じがしますよね。
でも、1だと『その小説は永久に手に入らない』ということがあります。有名小説であれば、世間の需要もありますから、重版とか復刊というのがありますけど、あまり除籍するのは良いとは思いません。
2だと『流行っていないからといって需要がないわけではない』ということがあります。昔作ったものを子供に教えたいとか、子供の頃に流行っていた流行を調べたいとか、孫からお古のパソコンをもらったとか…そういうことがあるので、全てを除籍するってわけでもないです。
3だとカッコ書きのものは確かに不要かもしれませんが、How Toということでは、○○の仕方とか必要になることがあります。2といっしょで、昔やった○○の方法とかありますし。
4だと当時には合っているわけですから、後から調査する上でもこれも数は減らしますが、全てってことはありません。

図書館では相互貸借という図書館同士で貸し借りをするサービスがあります。でも、需要がある当時は、自治体毎の運営なので、需要があるのに他から借りようとすると相手館でも需要がある状態ですから、なかなか自館の利用者に提供できません。
なので、購入するということです。

極端な話、「相互貸借があるから、日本に1冊あれば良いのか?
」ということにもなりかねません。
利用者が「それを読めるのなら何年も待ちます」というのであれば可能でしょう。権利者(著者)が「日本に1冊あることがある」と思えれば可能でしょう。でも、現実にはあり得ないので、必要と思われる資料はどこの図書館でも購入するわけです。

図書館同士の除籍本の交換は是非実現してしてほしいことです。ただ、業務の効率化ということであれば、それを一覧&検索できるところが1つ欲しいところです。
自治体を越えての活動の音頭取りをできるだろう日本図書館協会がいまいちなので、実現の道は遠いです。

価値基準というのはなかなか難しいもので、私やさつきさんが「まだこの資料には価値があるんじゃないか」と思っていても、その図書館の人達にとっては「もう資料の価値がなくなった」という判断なので、放出しているんでしょう。
なので、『盛況』であっては、判断ミスだと思っています。

投稿: トーネコ | 2009年5月 2日 (土) 09:52

例えば、カウンターでこういう会話ってできるのでしょうか?一度聞いてみたいとかねがね思っていたんですが、本はどこにあるかとか、○○について「はどうやって調べるのかということ以外に、「不要な本をもっと有効にできないのか」とか、「どうやって選書をしているんですか」いうことは、調べたいことに含まれると思いますが、そういうことはカウンターには言ってはいけないんだろうか。
どこへ聞けばいいのだろうか。
意見箱に書いていれるしかないんでしょうか。
司書さんはたくさん お仕事をしておられることがよくわかりますが、こういうブログでも読まないと図書館の人が何を考えているのか よくわかりません。
その意味で助かります。
で、図書館の資料以外のことは聞いちゃいけないのでしょうか。どうもいまいち そういうことがわからないんで教えてください。

投稿: さつき | 2009年5月 2日 (土) 21:45

> さつきさん
もちろん、言ってはいけないということはないですよ。
道だって聞かれますし、時には周辺の食事場所(美味しいお店)とか、近隣のお祭りや花火大会情報だって聞かれますもの。
「色々な図書館の運営について調べているんですが」という前置きであれば、よりちゃんと教えてくれると思うんですけどね。
眼光鋭い人に当たらなければ。笑

まぁ、パート・アルバイトの方に言っても、目が点になるだけかもしれないですけどね。(選書や除籍に関わっていないことが多いので。)

うちの場合、逆に「なんでそんなに保存するんだ。」って雑誌の保存が3年でも短いと思っているのに、1年以内で言われたこともありますからねぇ…

他には「ここの図書館の図書館要覧(利用統計とか載っているもの)が欲しいのですが…」と言われたこともあります。(余分があったので差し上げましたけど、閲覧のみという図書館もありますし、最悪そんなもの作ったことがない図書館もあるかと思いますけどね。)

(県によるのかわからないですけど)特に県立図書館だと県内の図書館要覧が集まっていると思うので、明文化された部分であれば比較検討できると思います。

どちらにしても、カウンターで質問してはいけないということはありません。

この話の流れだと「不要な本」は図書館が放出した資料についてなのでしょうが、そこの図書館では有効利用ができないし、考えられないから放出しているので、結局は「除籍基準と需要を考えて」という答えが返ってくるだけのような…

それなら、カウンターで『不要な本をもっと有効にできないのか』と言われてもできていないのだから現状があるので、意見と回答が残らないと政治家お得意の『善処します』で終わってしまう場合が多いでしょう。
それならば、「他の図書館への移管などを積極的にしてみては?」と意見箱で提案した方が良いかもしれません。
(一般利用者の不要な本を寄贈する云々の場合については、寄贈されてもデータの整備やバーコードなどお金がかかる割に、古い本が多く、利用もほとんど見込めない場合が多いので、実はほとんど廃棄されちゃうことが多いので、提案するなら持ち込み持ち出し自由な『リサイクル本棚』の設置を提案すると良いでしょう。)

選書についても、「収集基準と蔵書構成を考えて」という答えが返ってくるような…

で、「その基準を見せてもらえますか?」と言って見せてもらってびっくりすると思いますよ。「こんな抽象的な表現で選べる(除籍できる)のか?」って。(まぁ、図書館によっては細かいのを作っているところもありますけどね。)

選書については私も『選書ってどうする?』(http://c-town.way-nifty.com/blog/2008/09/post-377f.html)と選書作業についての一部を書きましたが、LIBMANIAN CAFE(http://libmania.sblo.jp/category/141373-1.html)というブログで最近シリーズ化している『選書について』が面白く書かれていますが、的を得ているような気がします。しばらく続くようなので、私も楽しみに拝見させてもらっています。

実際、選書という作業を細かく明文化するのはベテラン司書でも難しいかと思います。同じような資料で「こっちを選んでそっちを選ばないのは何故?」というのは「絶対選んじゃいけないから」ということではないのは、その反対の資料が入っている図書館があることからもわかるように、『その図書館の職員によって、その図書館の予算の中で、その図書館の利用者の需要があると思われて、購入されたもの』ということなんだと思います。

ただ、司書の思考パターンが似ているから多くの図書館で同じ資料を購入することはあると思いますし、重複云々については前回書きましたように「県内・日本で1冊で良いの?」と考えると仕方ない面があると思います。(それでも相互貸借の量は格段に増えているんですよ。少ない予算でやりくりするために。)

投稿: トーネコ | 2009年5月 3日 (日) 12:42

なるほど、なるほど(゚▽゚*) 納得できます。よくわかります。カウンターで聞くよりいいです。

・・・ということはきっと図書館のカウンターの人と自分がうまくコミュニケーションが取れていないんですね。そんな気がします。
すごく一生懸命パソコンにらめっこで何かやっている人に話しかけるのも気が引けますが、以前尋ねた人はPCと向き合ったままこちらを見ようともしませんでしたから、話しかけてほしくないのかなあと思いました。
だから奇抜な服とか、バッジ(マグドナルドでもらうようなのではなくて先生と呼ばれる種類のバッジ)などを付けていたら「ハッ」と顔をあげて「はい 何でしょうか」と言ってもらえるのかと思ったこともありましたた。それはたまたま私が不運であっただけかもしれない。トーネコさん級の司書さんが存在することがわかったから。これからは勇気を出して聞きたいことを聞いてみよう。
辛抱できなくて、「トイレはどこですか」と聞いたことはありますがすごくきちっと教えてもらえてありがたかったです。ちょっと立ち入ったこと聞くと「あんた 何者?」みたいな白い目、時に眼光キラリでしょ?
怖いんです。ちょっと近寄りがたい・・・。
答えをある程度、予想して質問しなくてはいけないですね。こう聞いたら、こう答えられそう・・・。
だからこういう答えが欲しいから、こう聞こう・・みたいな。もうちょっと敷居が低くて、こんなこと聞いてもバカにされないかなって心配しなくてもいいように司書さんと笑って話せるような雰囲気が図書館にあるともっと足を運ぶだろうなと思います。
でもいろいろ教えてもらって安心しました。
これからは名所旧跡なんかも聞いてみたいと思います。ありがとうございました。

投稿: さつき | 2009年5月 3日 (日) 15:31

> さつきさん
話の感じからすると、その図書館員さんが利用者とのコミュニケーションをとるのが下手なような気がします。事務職型の図書館職員だったのかも?
レファレンスなどをやっていると、利用者からの質問を具体的に引き出すようにするので、利用者からすると質問をしやすくなるはずなのですが…
そういう私も上手ではない方ですから、要努力なんですけどね。

確かに、他の利用者からの検索依頼などで、カウンターPCをカタカタやっている人もいますが、手を離せなければ、「誰々さん、こちらの方をお願~い」とか割り振りされたり、「少々お待ちください」となると思うので、質問するのは大丈夫だと思いますよ。
接客したくないので何かやっている風な図書館員でなければ、ちゃんと振り向いてくれるはずなんですけどねぇ…

議員さんとかが来館したらペコペコし出す上司も確かにいますが、私は普通に接しますし、議員にだけ融通をきかせることはしません。
なので、奇抜な格好やバッチを付けているよりは、目の前にある本をたまたま見つけられなかったとしても普通に「あの~、これこれについて調べたいんですけど?」って言っていただければ良いと思います。
それで、たまたまPCとお友達な図書館員と出会ったら、「そういう人なんだ」と思いながら、こっちからはじっと目を見たり(視線力ってあると思います。)、「その資料ってどの辺ですか?探せないので。」ってPCの前から移動させるようにすると、スムーズかもしれませんね。

今は、広域利用と言って、地元でなくても資料を借りられたりする図書館もありますから、「どうも近所の図書館の職員は取っ付き難いなぁ」と思ったら、周辺自治体の図書館に行ってみるのも違いがわかり面白いと思います。
もちろん、貸出はできなくても、レファレンスなどはどこに住んでいる人でも受け付けてくれますし、館内での資料閲覧は誰でも可能ですしね。(なので、旅先で図書館に行ってみるのも面白いですよ。離れれば離れるほど、感じが違ったりもします。)

色々な図書館を利用してみることによって、「あ~うちの地元の図書館はこれが足りないな」とか「こういうサービスをやっているところがあったよ、やってみたら?と教えてあげよう」と地元の図書館の人にも話すことができますし。

ただ、実際問題として、最初に戻りますが図書館格差ってあります。
少なくても、司書採用で図書館に身をささげるべく(笑)図書館の仕事をしている人と、一般事務職採用で「図書館とか出先機関は嫌だなぁ、土日ないし」と嫌々従事している人とでは、対応が格段に違ってきます。
それは館長からしてそういうことがあるので、どんどん格差が広がる気がします。
それを地域の人が自分勝手な意見としてでなく、地域の図書館を考えた上で「こういう図書館でなく、こうして欲しい」と声を上げられることによって、変わっていくのだと思います。

さつきさんが、気軽に質問できる図書館や職員が見つかると良いですねぇ☆

投稿: トーネコ | 2009年5月 3日 (日) 19:00

トーネコさんとたくさん話ができて本当に楽しかったです。これから図書館に行った時にはトーネコさんを探します。といっても具体的にどこのどなたかわからないのですが、それはこの際 構いません。。
どの図書館にもトーネコさんみたいな図書館が大好きで司書のお仕事に身を捧げるぞっていう人が1人くらいはいるんじゃないかなって・・・思えるようになりました。

仕方なく図書館に配属された人が出す雰囲気とお仕事大好きな人が醸し出す雰囲気は図書館間格差くらいに大きいかもしれないですね。

どこかの図書館で雨の日も風の日も、まめまめしく働いて笑顔で皆さんとお話をされているトーネコさんの姿を思い浮かべながら、御健闘をお祈りします。
私のつまらない話にお付き合いくださってありがとうございました。毎回の心のこもった丁寧なお返事にも心から感謝しています。
トーネコさんのブログはこれからもお邪魔して読ませていただこうと思っています。どうかこれからも記事を続けてくださいね。

投稿: さつき | 2009年5月 4日 (月) 00:56

> さつきさん
私も色々会議に出たときに他の図書館の人と隣り合わせるのですが、隣なのに挨拶すら交わさない人やら、初対面なのに気さくに話しかけてくる人や、会議中熱い発言をする人などいろんな人がいます。

私なんかよりしっかりやっている図書館員はたくさんいますから、さつきさんのお気に入りの図書館と図書館員に出会えるといいですね。

私もさつきさんがいつ来館されても良いように日々頑張っていきますので、これからもよろしくお願いします。

ブログも1~2週間に一回くらいしか更新していませんが、これからも気軽に訪れてふとした疑問でも雑多な話題でも気付いたことを気軽にコメントしていただければ、私も嬉しいです。

こちらこそ、ありがとうございます。

投稿: トーネコ | 2009年5月 4日 (月) 07:19

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