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図書館におけるインフルエンザ対策

 最近は、新型インフルエンザで休館する図書館が出てきているのですが、図書館ではどうすれば良いんでしょう?

 今図書館で行なわれているのは…
 まだ周辺住民に新型インフルエンザの患者がいないところでは
・新型インフルエンザの情報のリンク集を作る
・同じく、最新情報の掲示をする
・インフルエンザ関連資料の企画展示をする
なんてところが多いでしょうか…
 新型インフルエンザそのものの資料ってH1N1でなくH5N1ならたくさんあるのになぁ…まぁ、予防の対策的にはいいんでしょうが。

 もちろん、患者のいないうちに、患者が発生したらの対策を練ることも内部的にはやらなきゃいけないことなんでしょう。

 患者が発生するまでの対策としては
・職員のマスク着用
・利用者のマスク着用の奨励
・アルコール殺菌剤等の設置
・返却資料のアルコール殺菌
が上記に加えてあることろでしょうか…
まぁ、感染者でない人がマスクしても、予防効果がないという話も聞きますがねぇ…

 患者が発生したら、『不特定多数が集まる公共施設』ということで、対策的に
・企画・イベントの中止
・休館にする
というパターン化しつつあるような…

 まぁ、私自身「自分の命や利用者の安全がどうなっても図書館は開館する!」なんて戯言は絶対に言いませんし、それはそれで予防の必要性から、国なり自治体の対策本部なりが判断するので、良いとは思いますが…

 「あれ?季節性インフルエンザや結核の発生のときってどうしてたっけ??」とふと思ってみたり。

 季節性インフルエンザはともかく、H5N1の鳥インフルエンザと同等の二類感染症である結核の発生のときって、休館した図書館ってありましたっけ?

 もちろん、パンデミックになるならないの差などもあるので、一概に言えないのでしょうが、私の少ない記憶には今回みたいなことはなかったような…

 季節性インフルエンザが流行しているとき、確かにマスク着用とかを職員はしていましたし、学級閉鎖になっているはずの児童も休みだからって来館したり、他館の話では「どうみても(インフルエンザ感染で)ふらふらしている子も来館した」って話を聞きますし、現在の新型インフルエンザで休校になっている生徒が繁華街で遊ぶ場所探しながら歩いているという話も聞きますので、図書館以外で感染する確率の方が高いんじゃないかな?(どうせ図書館は3割の利用しかないようですし…)

 そこで、新型インフルエンザ患者が図書館利用可能圏内(もちろん図書館はどこの誰でも閲覧利用などはできるでしょうが、広域利用圏内ぐらいの範囲)で発生した時、『休館なら休館で何ができるか』とか『それでも開館する時はどうするか』とか考えてみたいなぁと。もちろん、対策本部の指示には従う予定ではありますけど。

 まず、『休館中』の図書館利用について。
 全てをチェックしているわけではないですが、26日くらいまでの1週間程度休館ということで、返却日や予約取り置き日を1週間程度延長と書かれているところが多いですね。
で、それ以外は普段の休館と一緒のよう…それで良いの???

 何度も書きますが、『開館した方が良い』とは言っていません。
 あまりにも突然の休館なので、『不要不急』ではない「明後日提出のこの書類の書き方は?」とか「急な冠婚葬祭であいさつ頼まれたんだけど」といったことはそれでも不要不急なんでしょうか…つまり、不要不急でないことへの対応をしてあげられないのかなぁ?と。
例えば、電話やメールによるレファレンスでも、郵送貸出でも、やれることはやってあげたいような…

 どうせ、職員は休館だからって出勤しないってわけではないんですよね?たぶん。
 書いていないからしていないんじゃなく、実はそれ(郵送貸出など)が当たり前になっている…ってことはないでしょうけど。

 もちろん、同様なことは普通の休館日だって起こり得ますが、それは予測・予告されていることなんで、仕方ない…(おいおい…)

 そんなことより、個人的に興味があるのは、この臨時休館のときに休館している図書館の職員は何をしているのかということ。
 上記のように、電話・メールレファレンスをやったり、郵送貸出をしたりをしていない場合、「○日まで臨時休館とさせていただいております」との電話応対や、修理本の修復、書架整理、寄贈資料の登録、その他普段なかなか手に付かない業務なんかをしているのでしょうか…1週間も?
 もしかすると、蔵書点検やら、大規模な書架移動なんかもしているかもしれませんし、もちろんインフルエンザ情報の収集なんかもしていることでしょう。
 是非、『この臨時休館の時に私たち図書館職員がやっていたこと』なんかを公表してもらいたいものです。誰かまとめてくれないかなぁ…(他人任せ…笑)

 うちの図書館で「もし、臨時休館として1週間休館になったら、何をしようか?」という話をしたときは、『蔵書点検』と『図書館改造(大規模な書架移動など)』って話が出ましたけど…

 次に、普通に開館を決めたところは自治体でそれで問題ないという判断なのだから、私からは何も横槍は入れません。図書館によっては不特定多数というより特定少数の住民しか来ないところも…まぁ、人数は関係ないわな、でも、どうしてもインターネットをできない環境にある人や、新聞を取ってない人や、テレビを持っていない人から、図書館という情報取得手段を奪うのは忍びないという図書館職員がいるかもしれないので、安全に開館させる方法を思いつくまま考えてみます。

 まず、不要不急かどうか考えると、その人は他の新型インフルエンザ情報取得手段を持たないので、必要緊急でしょう。
 開館しておいてサーモグラフィー付きのカメラで発熱しているかどうかで、入館をご遠慮いただくというのも、潜伏期間中の人などであれば、わからないですし…
 体内のことなので、夏にみかける濡れないミスト発生器でアルコールに変えてみてゲートに設置とか(うまく機能するかもわかりませんが)しても、表面しか殺菌されないですし…
 もちろん、不特定多数にならないようにするという方向から考えるのも面白いかもしれません。
 館内に入れる人数を数人ずつにする…でも、並んでいたら意味ないか。
 くしゃみとかせきとかは数mも飛ぶらしいから、確か2m以上離れていれば良いと書いてあった気もするので、半径1mのフラフープみたいな装着具を作って、お互いが絶対に2m以上離れるようにする…う~ん。

 館内ということなんだから、面倒なんだということで、いっそ風通しの良い…いや、それ以上の青空の下で5mくらいずつ離れた座席を作り、そこで新聞を読めるようにするとか…雨と風の日がなぁ…。(厚生労働省のQ&Aで『一方屋外などでは、相当混み合っていない限りあえてマスクを着用する必要はありません。』とあるのですし。)

 本の貸出については、郵送貸出以外にも、ドライブスルー型貸出とか、非滞在型図書館の究極型で対応できるんだけどね。新聞はそうでもいしなきゃ、貸し出しちゃうわけにも…

 いや、無難にそういう情報を集めたものを、入り口から5mくらいおきに掲示場を作って、(図書館内に入れなくても)そこに掲示というのがほんと無難だと思いますけどね。
ただ、情報を集めてそのものを掲示するのは、難しいことではないのですが、それを複数部作るために新にまとめるのがなかなか手間かな?

 Webのリンク集はリンクかけるだけだけ(著作権法違反となる複製行為はない)ど、印刷複製を作るとなると、必要なことであっても著作権法が嫌でもちらつきますし…もちろん、厚生労働省が「なんで勝手に複製したんだ」なんて言わない(著作権法は親告罪ですし)とは思いますけど、新聞だと切り抜きそのものを掲示するしかないですし(そうすると複数掲示は予算的に…)…

 まぁ、インフルエンザに関する連絡先の一覧と、国内状況と周辺状況だけだと、簡単にまとめられるのですけどね。(実際、そのくらいで良いかと思いますけど。)
 いやね、リンク集でリンク先の情報を全部印刷していられないような充実したリンク集のところもあってさ。(印刷しないけど)

 ということで、個人的には、来るべき未知の新型インフルエンザ…例えば強毒性のH5N1とかその他今後出てくるだろう各種インフルエンザやその他の病原体に対し、図書館閉鎖などが起きた時の情報提供の仕方を考えるのに、今回は良い機会なんじゃないかと思います。

 ただ、休館するのも一緒くたに1週間休館で良いのでしょうか?潜伏期間があって、確かに1次感染者は発症しているのでしょうけど、濃厚接触者しか感染しないという保証もないのですよね?運悪く、その人の近くに短時間いたけど、たまたま体調不良だったので感染する場合だってあるのだから、タイミング悪く2次感染者の潜伏期間中に休館解除になる…みたいなタイミングも0とは言えません。

 そうすると、終息宣言でも出ない限り、開館できなくなってしまうのではないか…なんて、杞憂なのでしょうが、じっくり考える良い機会になりました。

ということで、休館中の図書館職員は何をしているのか、参考にしたいので、教えてください!と、改めてお願いしておきます。

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