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第三話『さらば、われわれの館。』

(前回から)
「民間力を利用して」が本当の意味で機能するように、利用させていただいている民間力にあぐらをかかずに、本質を追究して、精進しないといけないんじゃないかなぁと。

ということで、3つ目の話題。
『さらば、われわれの館。』

みなさんもとっくにご存知でしょうが、個人の管理人さんが運営していた図書館司書の求人の場『われわれの館』が閉鎖、いや閉館してしまいましたね。
私自身、一応、片田舎の図書館の正職員をさせていただいているのですが、今の図書館業界に入る時も、実はつい最近まで、利用していたので、衝撃は大きかったです。(こちらが求人する方でなく、私自身がされる方としてですよ、念のため。)
13年間でしたっけ、管理人様、本当にお疲れさまでした。

さてさて、利用はよくしていたけど、実は仕組みはわかっていないんですよね。
掲示板のように、契約社員とか募集する人が登録するのは良いのですが、よく全国の情報が収集されているなぁと。

確かに、検索システムは格段に便利なりましたし、必要な情報を収集し、まとめて、発信するのが今の図書館職員が必要とするスキルの1つなのですから、「自分の司書採用の情報も探せないで、何が司書志望か」と言われちゃおしまいなんでしょうけど、まだ、そのノウハウがわからない人も多い現実もあります。
その辺のノウハウでもまとまっているといいなぁと。
ツイッターのハッシュタグ使った方法も提案され、個人的には、わかりやすいし、ハッシュタグの中に生き続けるという意味では、素敵だなぁと思っています。

現在臨時職員で働いていて、正職員を目指している人と以前話をしましたが、検索の仕方が「司書採用」「司書採用 (自治体名)」「司書採用 (採用年度)」「司書採用 (自治体名) (採用年度)」「採用試験 司書 (採用年度)」(カッコ書きは希望する場所・年度を具体的に入れる)という検索の仕方をして、TRCの求人情報を見て終わりなんだそうです。 
ツイッターはやっていないようですし、RSS云々もわからなかったようで、私としては「う~ん」でした。
SNSの利用者数が急増しているニュースはここ数年ありますが、この例を見ても、「若いからといってみんなが使っているわけでないんだねぇ」と思った例でもありました。

もちろん、司書採用の情報は日図協でも出ています。(前述の人は知らなかった。知らなさすぎ?)
でも、われわれの館にあって、日図協の採用情報にないものはたくさんあります。(もう、われわれの館がないので、「ありました」ですか。)
1人の管理人さんに出来て、業界の主団体の1つにできないって、どう考えてもおかしいですよね。

まぁ、おそらく、「情報をお寄せください」とありますから、率先して探しに行っていないでしょうし、採用する側も、地元の人を前提に考えているので、もし万が一、日図協が「載せませんか」と依頼していたとしても、「試験会場広くないし…」と思われているかもしれませんが。
そもそも、そういうページがあることすら、各自治体の人事担当者は知らないでしょうけど。
逆に人事担当に、「図書館の運営には司書が望ましい云々」という話も含めて、「司書採用のご予定がありましたが、ご一報ください」という連絡をいれておくと良いでしょう。
また、自治体のメリットとして、受験のための前泊で地域にお金が落ちるかもしれないし、全国から優秀な司書の卵が受験するかもしれないというのも記述しておくと、司書採用増えるかも?
1人採用に100人受験というのもありますし。

日図協さんは、司書採用に関してはどう考えているのでしょうか…増やしていきたいのか、各自治体に任せるだけなのか…
図書館の数が増えたから、会員数が急激に伸びている…って話は聞きませんから、もちろん、日図協の方針が気に入らないとか、会費分のメリットがないとか、そういう諸事情もあるかもしれませんけど、非正規職員が多ければ会費も負担になるでしょうし、正職員採用が増えれば、少しは…と、考えるのは変でしょうか。
学校の進路指導教員のように、採用枠を新規開拓していく気持ちはどのくらいあるんでしょうかね。

もし、図書館運営に司書資格が必須であれば、人数の増減があるにしても、コンスタントに図書館のある自治体で採用がされることになります。
有することが望ましいレベルでは、ゼネラリストを育てようとする気持ちが大きい自治体では、根拠法がないから司書採用すらありません。
図書館法にその一文を入れるのがどれだけ難しいことなのか、わからなくもないですが、それをどうにかしようとするのが日図協なんじゃないかと、思っている私は勘違いですかね。

本来なら望ましい基準にあるように、司書資格を有する常勤の職員が運営していくことがベストですが、長らく司書採用はかなりの狭き門でしたし、これからもより一層狭き門でしょう。
その間の新卒司書採用希望者の受け皿として、窓口委託や指定管理受託業者があったわけで、非正規職員の不安定雇用を企業側の問題としないで、そもそも業界側の問題だと思っていかないといけないでしょう。
司書採用枠の拡大のために、業界のメイン団体の1つとしての日図協の取り組みを見せてほしいものです。
業界団体の戯言と揶揄される前に…せっかく、色んな意味で区切りなのだしね。

ということで、次回『次は第100回の全国図書館大会と中小レポート50年』に続く。

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